父とどう向き合うか
がじゅぺけです。
今回は父の話をします。
ここ数年、父と母は祖父母の看病に追われていました。土日は基本的に父母どちらかの祖父母の病院に行き、平日でも容態が悪いときには駆け付けることもあったかと記憶しています。
そんな中、最近祖父や祖母が続けざまに亡くなりました。
私はもちろん、ずっと看病していた父母のショックはとても大きかったように思います。祖父母がみな天寿を全うし、父母にようやくゆっくりできる時間が取れるな、と私は不謹慎ながら少し安心していました。
そんな私の父が今重病におかされていることがわかりました。
どうして父でなくてはならなかったのだろう
祖父母は80の後半くらいまで生きたので、同じくらいの年までは父も母も健康に年を取っていくものだとおもっていました。
そんなこと思っても仕方がないことだとはわかっているのですが、ずっと会社に勤めて、僕のお世話をして、両親の面倒を見て、みんなのために頑張ってきた父が。何故こんな目に合わなくてはいけないのだろう。
わかったのは初孫のお宮参りのとき
父母はもっと早くわかっていたのだと思います。
ちょうど子どもが生まれて一か月で、お宮参りに行きました。
初孫の晴れ姿、楽しみでないはずがない。そんな中冷や汗をかいている父。
明らかに具合が悪そう。でも顔はにこにこしてなんとかこらえている様子。
きっと幸せなムードに水を差すまいと必死だったんだと思います。
その日は何とか乗り切り、お家に帰ることができましたが数日後、父が肺がんの
ステージ4だと告げられました。
父の容態
父は過去にもがんを患っており、そちらは完治したものの、毎年(半年ごと?)がん検診を受けに行っていました。詳しいことはわからないのですが、がんの中でも進行が早いタイプのもののようで、自覚症状が出て診察にいった時にはもう手遅れ、ということのようでした。
しばらくは目を伏せたくなるような状態でした。
肺に水が溜まるらしく、呼吸ができず、手足がむくみ、ご飯も食べられず、咳が止まらず寝ることができない。
入院してから、肺から水を抜く処置をしてもらうも水はたまる一方。
母は毎日朝から晩まで付き添って、父も体調が悪いので不機嫌なことが多いらしく当たりが強い様子でした。
父とどう向き合うか
父に万が一のことがある前に、僕がしなくてはならないことはなんだろう。
父は僕に何をしてもらえれば安心できるのだろう。
- たくさん会いに行く
そんなの当たり前だろ、と言われるかもしれませんが、子どもが生まれ仕事も佳境に入ろうかという時期、なかなか時間をとることがかなわないのが本音です。幸いなことに同じ県内に住んでいるため、1,2時間で会いに行けます。僕が会いに行ったところで容態が変わるわけでもないのでしょうが、少しでも気休めになればいいと思っています。 - たくさん孫の顔を見せる
1.と同じく当たり前ですが、赤ちゃんの成長スピードはとても早いので、父が見るたびに違う表情になっていってるのではないかと思います。短い時間でもいいので、何回も顔を見せるようにします。顔が見せられない時は写真や動画を送ることも忘れずに。 - たくさん連絡を取る
会いに行けない時は、なるべくたくさん連絡を取るようにします。容態のこともあるので、父が大変にならない程度に。話す話は明るい話だけにします。 - たくさん考える
昔のことからこれからのことまで、父が安心して生きられるよう自分にできることを考えていきます。 - 母を大切にする
母も父と同様、今までずっと頑張って生きてきました。父も自分に万が一のことがあると、母を一人にしてしまう、という不安があると思います。
母にもなるべく寄り添い、もし何かあっても息子がいるから安心だ、と父が思えるようにします。
これから
オプシーボなど最近治療薬の技術革新がすさまじく、有名な方では森元首相が、オプシーボを使った途端、元気を取り戻したという話もあります。
https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoSports_1155076/
父もそれに類する治療薬を使用して、治療の最中です。
酸素マスクをつけないと日常生活もできない状態でしたが、少しずつ回復し、酸素マスクが取れるところまで来ています。
希望を捨てずに、父を支えていきたいと思います。
がじゅぺけでした。